今年は1962人 〜浜松を「選ばれるまち」に。
1月31日、総務省から人口移動の報告がありました。
都市別でどれだけ人口移動が起きているかまとめてあるのですが、
浜松市は1962人のマイナス...
つまり、浜松に入ってくる人よりも浜松から出て行った人が
1962人も多いということです。
要するに、今の浜松は市内の人からも市外の人からも
「選ばれないまち」になっているということ。
政令指定都市「浜松」なのだから、
住む、働く、育てる場所として
選ばれる街でなければいけないと考えます。
自然減と社会減という歴史的な変化に対応し、浜松の新時代を築いていかなければ
この街の活気はどんどん失われていきます。
◇当然ながら浜松市もそこはわかっています。
2020年までに東京圏との社会移動を均衡する
という目標を立てています。
2013年の実績では817人の東京圏への転出超過。
「これではまずい」ということで目標を決めたのですが、
2016年には1114人
(上の表は東京圏ではなく全国のため、数値は異なります。)
「むしろ転出超過増えてるじゃんどうするの」と一般質問をして、
「これからも頑張ります」という回答をされました。
今回の調査では東京圏への転出5227人、転入が3752人。
要するに2018年は東京圏へ
1475人の転出超過
となりました。
減るどころか、年々増えています。
「2020年までに東京圏との社会移動を均衡させる」
という目標の達成は、あと2年ではかなり厳しいでしょう。
目標を立てておきながら、この結果を見ると、
本気でやる気あるの?
と思わざるを得ません。
ではどうするか。
ここで私が答えを出せるほど単純な問題ではないのですが、
私はこう思います。
街に投資をしましょう。
現在の行財政改革一辺倒のやり方では限界があります。
「将来、人口が減る」ことに備えて、
行政の無駄や借金を減らしていく。
これは確かに大切なことだと思うのです。
ただ、借金を減らしても、無駄を減らしても、
街の活気は戻りません。
財政が健全な街=選ばれる街 ではないのです。
だからこそ、もっと将来に投資をしましょう。
中心市街地、子育て、教育、インフラ、道路、公共交通、産業etc...
街を元気にできる方法は山ほどあるのです。
街の活気のために、魅力アップのために
そういうところに税金を使っていきましょう。
借金を増やすこと、これは当然いけません。
ただ、私たちの納めた税金は、私たちのために使われなければ本末転倒です。
現在、そして未来の浜松市民のために使っていきましょう。
私は
マイナスを減らすまちからプラスを増やすまちへの
徹底的な転換を行っていきます。
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